FILTER関数:配列から条件に一致するデータを抽出する

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FILTER 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した配列の中から条件に一致するデータを抽出します。ここでは Excel における FILTER 関数の使い方について解説します。

※ FILTER 関数は Microsoft 365 で使用可能です。

(2021 年 10 月 09 日公開 / 2021 年 10 月 09 日更新)

FILTER関数の使い方

FILTER 関数は引数に指定した配列のデータの中で条件に一致したデータを抽出して取得します。

FILTER(配列,含む,空の場合)

1 番目の引数に取得する対象の配列やセル範囲を指定します。この配列の中から条件に一致するデータを取得します。そして 2 番目の引数にデータを抽出する条件を記述します。条件は「条件と比較する値が含まれる配列やセル範囲」「演算子」「比較する値」を使って記述します。

例えばデータを抽出する範囲として B3:B8 、条件と比較する値が含まれる範囲として D3:D8 に設定します。

FILTER関数の使い方(1)

条件として D3:D8 の範囲の各セルに入力されている値に対して 25 以上のデータを抽出します。この場合 2 番目の引数に指定する条件は次のようになります。

D3:D8>=25

※ 条件を設定するのに使用する比較演算子については「比較演算子と算術演算子の利用」を参照されてください。

この条件に一致するデータの行を調べ、データを抽出する範囲の中から同じ行のデータを抽出します。

FILTER関数の使い方(2)

複数列のデータを抽出する

データの抽出の範囲は 1 列だけでなく複数列のデータを抽出することができます。例えばデータを抽出する範囲として B3:D8 に設定した場合は次のように抽出します。

FILTER関数の使い方(3)

より複雑な条件を設定する

複数の条件を使って A 且つ B のように設定したり A または B のように設定することができます。例えば D3:D8>=25 且つ C3:C8="男性" のように設定するには演算子 * を使って次のように記述します。

(D3:D8>=25)*(C3:C8="男性")

FILTER関数の使い方(4)

例えば D3:D8>=25 または C3:C8="女性" のように設定するには演算子 + を使って次のように記述します。

(D3:D8>=25)+(C3:C8="女性")

FILTER関数の使い方(5)

条件に一致するデータが見つからなかった場合

例えば条件として D3:D8>40 のように設定すると、条件に一致するデータが一つもありません。この場合は #CALC! と表示されます。

FILTER関数の使い方(6)

3 番目の省略可能な引数に値を指定することで、条件に一致するデータが見つからなかった場合に代わりにほ表示させることができます。下記では 3 番目の引数に "No Data" を設定しています。

FILTER関数の使い方(7)

FILTER関数のサンプル

それでは実際に FILTER 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

FILTER関数のサンプル(1)

条件に一致したデータを抽出したものを表示する B12 セルを選択し、次のように入力しました。 FILTER 関数の 1 番目の引数にデータを抽出する対象となるセル範囲の B3:D8 を指定します。またデータを抽出する条件として D3:D8>C10 を設定しました。

=FILTER(B3:D8,D3:D8>C10)

FILTER関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 B12 セルには次のように表示されます。

FILTER関数のサンプル(3)

C10 セルに入力した年齢よりも大きなデータを抽出して表示しました。それでは C10 セルに 26 を入力してみます。

FILTER関数のサンプル(4)

B12 セルには新しい条件に一致するデータを抽出して表示しました。

FILTER関数のサンプル(5)

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する

FILTER 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(1)

「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「FILTER」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(2)

「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数にデータを抽出する対象のセル範囲を指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセル範囲を Excel 上で選択して下さい。

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(3)

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(4)

ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセル範囲が表示されます。

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(5)

続いて 2 番目の引数にデータを抽出する条件を設定します。今回は直接 D3:D8>C10 と入力しました。

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(6)

引数の指定が終わりましたら「OK」をクリックしてください。最初に選択したセルに FILTER 関数が入力され、対象のセル範囲の中で指定した条件に一致するデータを抽出したものを取得し表示されます。

関数の挿入を使ってFILTER関数を入力する(7)

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Excel における FILTER 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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