IsError関数:セルの値や式がエラー値かどうかを確認する

IsError 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定したセルの値や式がエラー値かどうかを確認します。ここでは Excel VBA における IsError 関数の使い方について解説します。

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IsError関数の定義と使い方

IsError 関数は引数に指定したセルの値や式がエラー値かどうかを確認し、「True」または「False」の値を返します。

IsError(expression)

引数にセルの値や式を指定します。値がエラー値だった場合は「True」、そうでなかった場合は「False」が戻り値として返されます。

次の例を見てください。

Debug.Print IsError(CVErr(xlErrName))  'True

今回は CVErr 関数を使って作成したエラー値を引数に指定しました。引数の値がエラー値のため「True」を戻り値として返されます。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub IsError関数()
    Dim i As Integer

    For i = 3 To 6
        Cells(i, 5).Value = IsError(Cells(i, 4).Value)
    Next i
End Sub

IsError関数の定義と使い方(1)

B3 セルから B6 セルの値を C3 セルから C6 セルの値を使って除算した結果が D3 セルから D6 セルに代入されています。このプログラムを実行すると IsError 関数を使って D3 セルから D6 セルの値がエラー値かどうかを調べ、結果を E3 セルから E6 セルに代入します。エラー値だった場合は「True」、エラー値でなかった場合は「False」が代入されます。

IsError関数の定義と使い方(2)

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Excel VBA における IsError 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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