左上の位置に表示されるセルを指定する

通常はウィンドウ内には(アクティブシートの)セルA1が左上の位置に表示されています。この左上の位置に表示するセルの位置を指定することが出来ます。ここでは Excel VBA を使ってウィンドウの左上に表示されるセルを指定する方法を解説します。

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左上の位置に表示されるセルを指定する

行位置を指定するにはWindowオブジェクトの「ScrollRow」プロパティに設定します。列位置を指定するにはWindowオブジェクトの「ScrollColumn」プロパティに設定します。

ActiveWindow.ScrollRow = 2
ActiveWindow.ScrollColumn = 4

行及び列の位置は1から始まる数値で指定します。列の場合も「A,B,C...」ではなく「1,2,3...」で指定して下さい。

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

Sub テスト()
    
    Dim window1 As Window
    
    Windows("VBAsample.xls").Activate
    Set window1 = ActiveWindow
    
    MsgBox "セルB2が左上の位置にくるように表示します"

    window1.ScrollRow = 2
    window1.ScrollColumn = 2
    
End Sub

上記マクロを実行すると次のよう表示されます。

ウィンドウ内の表示位置の指定

「OK」ボタンをクリックすると位置を移動します。

ウィンドウ内の表示位置の指定

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Excel VBA を使ってウィンドウの左上に表示されるセルを指定する方法を解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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