ウィンドウ位置の設定

Excel VBA を使ってウィンドウの位置を設定する方法を解説します。ウィンドウはExcelアプリケーションウィンドウの中に含まれるのでアプリケーションウィンドウ内の左上隅を基点とした位置になります。

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ウィンドウ位置の設定する

次の赤い枠で囲まれた部分がアプリケーションウィンドウとして利用可能な領域です。個々のウィンドウは、アプリケーションウィンドウで使用可能な領域の左上からの距離で指定します。

ウィンドウ位置の設定

ウィンドウの位置は、設定したいWindowの「Top」プロパティで上端の位置を、「Left」プロパティで左端の位置を設定します。

Dim window1 As Window

Set window1 = Windows("VBAsample.xls")
window1.Top = 20
window1.Left = 10

ウィンドウの上端位置及び左端位置の単位はポイントで指定します。

注意する点としてはウィンドウが最大化されている時に位置設定を行おうとするとエラーとなりますので注意して下さい。最小化されている時にも位置の設定は可能です。

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

Sub テスト()

    Dim window1 As Window
    
    Set window1 = ActiveWindow
    
    window1.Top = 10
    window1.Left = 10
    
End Sub

上記マクロを実行すると次のように表示されます。

ウィンドウ位置の設定

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Excel VBA を使ってウィンドウの位置を設定する方法を解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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