Abs関数:数値の絶対値を取得する

Abs 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した数値の絶対値を取得することができます。ここでは Excel VBA における Abs 関数の使い方について解説します。

(Last modified: )

Abs関数の定義と使い方

Abs 関数は引数に指定した数値の絶対値を返します。

Abs(number)

1 番目の引数には数値式を指定してください。引数の数値と同じデータ型の値を戻り値として返します。引数が Null の場合、結果は Null となります。

絶対値というのは厳密には 0 からの距離を表すます。例えば -5 でも 5 でも 0 からの距離は 5 です。結果として正の数値であればそのまま、負の数値であれば正の値にしたものが絶対値となります。

次の例を見てください。

Debug.Print Abs(-5)  '5
Debug.Print Abs(5)   '5

Abs 関数は引数の絶対値を返すので、どちらも 5 とイミディエイトウィンドウに表示されます。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub Abs関数()
    Range("C3").Value = Abs(Range("B3").Value)
    Range("C4").Value = Abs(Range("B4").Value)
    Range("C5").Value = Abs(Range("B5").Value)
End Sub

Abs関数の定義と使い方(1)

このプログラムを実行すると、 B3 セル、 B4 セル、 B5 セルの値の絶対値を取得し、それぞれ C3 セル、 C4 セル、 C5 セルに代入します。

Abs関数の定義と使い方(2)

-- --

Excel VBA における RGB 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

Profile
profile_img

著者 / TATSUO IKURA

プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。