Left関数:文字列の左から指定の文字数分だけ文字列を取得する

Left 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、対象の文字列の左端から指定した文字数分の部分文字列を取得します。ここでは Excel VBA における Left 関数の使い方について解説します。

※ 文字数ではなくバイト数で指定する場合は LeftB 関数を使用します。 LeftB 関数については「LeftB関数:文字列の左から指定のバイト数分だけ文字列を取得する」を参照されてください。

(Last modified: 2023年02月17日)

Left関数の定義と使い方

Left 関数は対象の文字列の左端から指定の文字数分の文字列を返します。

1 番目の引数に対象となる文字列を指定します。 2 番目の引数に取得する文字数を数値で指定します。

次の例を見てください。

Debug.Print Left("FLOWER",2)  'FL
Debug.Print Left("東京都",2)  '東京

1 番目に指定した文字列の左端からそれぞれ 2 文字の部分文字列を取得しイミディエイトウィンドウに表示します。半角文字か全角文字かに関係なく文字数での指定である点に注意してください。

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub Left関数()
    Range("C3").Value = Left(Range("B3").Value, 3)
    Range("C4").Value = Left(Range("B4").Value, 3)
    Range("C5").Value = Left(Range("B5").Value, 3)
    Range("C6").Value = Left(Range("B6").Value, 3)
End Sub

このプログラムを実行すると Left 関数を使って B3 セルから B6 セルに入力されている文字列の左端から 3 文字分だけ部分文字列を取得し、取得した文字列を C3 セルから C6 セルにそれぞれ代入します。

-- --

Excel VBA における Left 関数の使い方について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。