Trim,LTrim,RTrim関数:文字列の先頭または末尾から空白を削除する

Trim 関数、 LTrim 関数、 RTrim 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した文字列の先頭または末尾にある空白を削除した文字列を返します。ここでは Excel VBA における Trim 関数、 LTrim 関数、 RTrim 関数の使い方について解説します。

(Last modified: 2023年02月17日)

Trim関数、LTrim関数、RTrim関数の定義と使い方

LTrim 関数は引数に指定した文字列の先頭から空白を削除した文字列を返します。

1 番目の引数に対象となる文字列を指定します。文字列の先頭部分に空白文字があった場合、その空白文字を削除した文字列を返します。

RTrim 関数は引数に指定した文字列の末尾から空白を削除した文字列を返します。

1 番目の引数に対象となる文字列を指定します。文字列の末尾部分に空白文字があった場合、その空白文字を削除した文字列を返します。

Trim 関数は引数に指定した文字列の先頭および末尾から空白を削除した文字列を返します。

1 番目の引数に対象となる文字列を指定します。文字列の先頭および末尾部分に空白文字があった場合、その空白文字を削除した文字列を返します。

それぞれの関数で空白文字は半角文字でも全角文字でも削除します。また複数の空白文字がある場合はすべて削除します。

実際の使い方はこのあとのサンプルを見てください。

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub Trim関数()
    Debug.Print "[" & LTrim("  A B C  ") & "]"
    Debug.Print "[" & RTrim("  A B C  ") & "]"
    Debug.Print "[" & Trim("  A B C  ") & "]"
End Sub

このプログラムを実行すると LTrim 関数は先頭にある空目文字を削除し、 RTrim 関数は末尾にある空白文字を削除し、 Trim 関数は先頭および末尾にある空白文字を削除した文字列をそれぞれイミディエイトウィンドウに表示します。

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Excel VBA における Trim 関数、 LTrim 関数、 RTrim 関数の使い方について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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