ユーザー設定リストに連続するデータを登録する

Excel のオートフィル機能を使用すると曜日や月などあらかじめ登録された連続するデータを簡単に入力することができますが、あらかじめ独自の連続するデータをユーザーリストとして登録しておくことで同じように連続するデータとして簡単に入力することができます。ここでは Excel でユーザー設定リストに連続するデータを登録する方法について解説します。

※オートフィル機能の使い方については「オートフィルで連続する値をセルに入力する」を参照されてください。

(Last modified: )

連続するデータを登録する

ユーザーが定義した連続するデータを Excel に登録する方法です。「ファイル」タブをクリックしてください。

連続するデータを登録する(1)

表示された画面で左側にある「オプション」をクリックしてください。

連続するデータを登録する(2)

「Excelのオプション」ダイアログが表示されます。「詳細設定」をクリックしてください。

連続するデータを登録する(3)

「全般」ブロックの中にある「ユーザー設定リストの編集」をクリックしてください。

連続するデータを登録する(4)

「ユーザー設定リスト」ダイアログが表示されます。

連続するデータを登録する(5)

画面左側の「ユーザー設定リスト」にはデフォルトで登録されているリストの一覧が表示されています。これらのリストは項目を追加したり削除したりすることはできません。リストそのものを削除することもできません。

連続するデータを登録する(6)

新しいリストを作成するには、左側の「ユーザー設定リスト」のところで「新しいリスト」をクリックして選択したあと、右側の「リストの項目」のところに連続するデータを順番に入力していてください。項目を入力したあと Enter キーを押すと次の項目を入力できます。

連続するデータを登録する(3)

連続するデータを登録する(4)

入力が終わったら「追加」をクリックしてください。「ユーザー設定リスト」に新しいリストとして登録されます。

連続するデータを登録する(5)

リストの登録が終わったら「OK」をクリックしてください。

連続するデータを登録する(6)

これで新しい連続するデータの登録は完了です。

では実際に試してみます。セルに先ほど登録したデータのいずれかの値を入力してください。

連続するデータを登録する(7)

入力したセルのフィルハンドルを下方向へドラッグします。すると先ほど登録したデータが自動的に入力されました。

連続するデータを登録する(8)

連続するデータを登録する(9)

このように連続するデータをユーザー設定リストとして登録しておくことで、オートフィル機能を使っていつでも連続するデータを簡単に入力することができます。

なお登録したユーザー設定リストは特定のブックやワークシートに保存されるのではなく Excel に保存されるので、別のブックのワークシートでも利用することができます。

登録したユーザー設定リストを編集する

最初から Excel に登録されているリストは編集することができませんが、ユーザーが登録したリストはあとから項目を追加したり編集したりすることができます。新規にリストを追加したときと同じ手順で「ユーザー設定リスト」ダイアログを表示してください。

登録したユーザー設定リストを編集する(1)

左側の「ユーザー設定リスト」で、編集するリストをクリックして選択してください。右側に現在登録されている項目が表示されます。

登録したユーザー設定リストを編集する(2)

直接項目を追加したり削除したり編集したりできます。今回はリストの途中に新しい項目を追加してみました。追加した時点でリストへの反映は完了しています。

登録したユーザー設定リストを編集する(3)

編集が終わりましたら「OK」をクリックしてダイアログを閉じてください。

登録したユーザー設定リストを編集する(4)

セルに先ほど編集したユーザー設定リストの項目を入力したあとオートフィルを使って連続するデータを入力してみると、先ほど追加した項目が入力されていることが確認できます。

登録したユーザー設定リストを編集する(5)

なお編集できるのはユーザーが登録したリストだけです。最初から登録されているリストは編集することはできません。

登録したユーザー設定リストを削除する

登録したユーザー設定リストを削除する方法です。新規にリストを追加したときと同じ手順で「ユーザー設定リスト」ダイアログを表示してください。

登録したユーザー設定リストを削除する(1)

左側の「ユーザー設定リスト」で、編集するリストをクリックして選択してください。そのあとで画面右側に表示されている「削除」をクリックしてください。

登録したユーザー設定リストを削除する(2)

確認ダイアログが表示されます。リストを削除してよければ「OK」をクリックしてください。

登録したユーザー設定リストを削除する(3)

選択していたリストが削除されました。

登録したユーザー設定リストを削除する(4)

なお削除できるのはユーザーが登録したリストだけです。最初から登録されているリストは削除することはできません。

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する

セルに連続するデータが既に入力されている場合、そのデータを使って新しいリストを登録することができます。例えば次のようなデータを連続するデータとして登録してみます。

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する(1)

新規にリストを追加したときと同じ手順で「ユーザー設定リスト」ダイアログを表示してください。そのあとで画面左側の「ユーザー設定リスト」で新しいリストをクリックしてください。

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する(2)

画面右下に表示されている次の箇所をクリックしてください。

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する(3)

表示されていたダイアログが次のように縮小されるので、リストに登録するセル範囲を選択してください。選択が終わったら次の箇所をクリックしてください。

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する(4)

先ほど選択したセル範囲がテキストボックスに入力されているのを確認したあとで「インポート」をクリックしてください。新しいリストとして選択したセル範囲に入力されていた値が登録されます。

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する(5)

セルに入力済みの値を使ってリストに登録する(6)

-- --

Excel でユーザー設定リストに連続するデータを登録する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

Profile
profile_img

著者 / TATSUO IKURA

プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。