印刷するときの余白を設定する

Excel で印刷を行う場合、用紙の余白について設定することができます。余白を小さくすることでより多くのデータを 1 枚のページに印刷することができるようになります。ここでは Excel で印刷するときの余白を設定する方法について解説します。

※ 余白を完全になくして印刷する方法については「余白を完全になくして印刷する」を参照されてください。

※ 余白の設定はページレイアウトビューでも可能です。ページレイアウトビューから行う方法については「余白を設定する」を参照されてください。

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余白を設定する

Excel で印刷を行う場合、デフォルトで余白が設定されます。実際にワークシートが印刷される部分は用紙の中の余白を除いた部分となります。(ヘッダーおよびフッター部分も除外されます)。

余白を設定する(1)

Excel ではデフォルトで余白のサイズが設定されていますが、別のサイズに変更することができます。余白を変更するには「ページレイアウト」タブをクリックしてください。

余白を設定する(2)

リボンが表示されたら「ページ設定」グループの中の「余白」をクリックしてください。

余白を設定する(3)

表示されたメニューの中から余白を選択できます。余白の設定を簡単に行えるように「標準」「広い」「狭い」の 3 種類の組み合わせがあらかじめ定義されています。デフォルトでは「標準」となっており、「広い」を選択すると余白が広くなり印刷可能な部分が狭くなります。また「狭い」を選択すると余白が狭くなり印刷可能な部分が広くなります。

余白を設定する(4)

それぞれを選択した場合に、どのようになるのかを印刷プレビューで確認してみます。

余白が「狭い」:

余白を設定する(5)

余白が「標準」:

余白を設定する(6)

余白が「広い」:

余白を設定する(7)

なお余白の設定は「印刷」画面でも行うことができます。

余白を設定する(8)

余白を設定する(9)

余白の設定を行うと、同時にヘッダーやフッターのサイズも変更されます。

余白を任意のサイズに設定する

先ほどは余白としてあらかじめ決められた「標準」「狭い」「広い」の 3 種類から選択しましたが、「上」「下」「右」「左」の各余白を任意のサイズに設定することもできます。設定を行うには「ページレイアウト」タブをクリックしてください。

余白を任意のサイズに設定する(1)

リボンが表示されたら「ページ設定」グループの中の「余白」をクリックし、表示されたメニューの中から「ユーザー設定の余白」をクリックしてください。

余白を任意のサイズに設定する(2)

「ページ設定」ダイアログが表示されます。

余白を任意のサイズに設定する(3)

「上」「下」「右」「左」の余白をそれぞれ個別に設定してください。デフォルトでは単位はセンチメートルです。今回は「上」「下」「右」「左」のいずれも 1.5 cm に設定しました。設定が終わりましたら「OK」をクリックしてください。

余白を任意のサイズに設定する(4)

余白が任意のサイズで設定されました。現在設定されている余白は「ページ設定」グループの中の「余白」をクリックすると確認できます。

余白を任意のサイズに設定する(5)

なお同じ画面でヘッダーやフッターのサイズを任意のサイズに設定することもできます。

余白を任意のサイズに設定する(6)

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う

印刷プレビュー上で余白のサイズを直接調整することもできます。印刷プレビューを表示してください。

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(1)

画面右下に表示されている「余白の表示」アイコンをクリックしてください。

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(2)

印刷プレビューに余白を表す線が表示されました。

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(3)

例えば「上」の余白を広げたい場合、次の線の上にマウスを合わせたあとで下方向へドラッグしてください。

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(3)

「上」の余白のサイズがドラッグした位置まで大きくなりました。

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(4)

このように印刷プレビュー上で余白のサイズを調整することができます。

なお同じようにヘッダーやフッターの位置も印刷プレビュー上で調整することができます。

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(5)

印刷プレビュー上で余白サイズの調整を行う(6)

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Excel で印刷するときの余白を設定する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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