表形式のデータを並べ替える

Excel では表形式で入力されたデータに対して、指定した列の値を基準として簡単に並べ替えることができます。複数の列の値を基準に並べ替えも行えます。ここでは Excel で表形式のデータを並べ替える方法について解説します。

(Last modified: 2023年07月10日)

昇順または降順に並べ替える

Excel で表形式のデータを昇順または降順に並べ替える方法です。例として次のような表形式のデータを用意しました。

表形式のデータの中の並べ替えの基準となる列に含まれるセルをクリックして選択してください。今回は「生年月日」を基準に昇順で並べ替えをしてみます。 C 列のセルをクリックして選択しました。

「データ」タブをクリックしてください。

リボンが表示されたら「並べ替えとフィルター」グループの中の「昇順」アイコンをクリックしてください。

C 列の値を基準に表形式のデータが昇順に並べ替えられました。基準の C 列のデータだけでなく同じ表に含まれる B 列から E 列までのデータが自動で並べ替えられました。なお表データの先頭行は見出しとして扱われるため並べ替えの対象にはなりません。

このように表形式になっているデータを並べ替える場合は、どこからどこまでのデータを対象に並び替えるのかを指定する必要はありません。

今度は同じデータを対象に「成績」を基準として降順に並べ替えを行ってみます。 E 列のセルをクリックして選択したあとに「データ」タブをクリックしてください。

リボンが表示されたら「並べ替えとフィルター」グループの中の「降順」アイコンをクリックしてください。

E 列の値を基準に表形式のデータが降順に並べ替えられました。

右クリックから並べ替えを行う

表形式のデータを並べ替える場合、右クリックから並べ替えを行うこともできます。まず表形式のデータの中の並べ替えの基準となる列に含まれるセルをクリックして選択してください。

セルの上で右クリックし、表示されたメニューの中から「並べ替え」にマウスを合わせてください。いくつかのサブメニューが表示されるので、今回は「昇順」をクリックしました。

D 列の値を基準に表形式のデータが昇順に並べ替えられました。

選択した範囲のデータだけを並べ替える

表形式のデータを対象に並べ替えを行う場合、どこからどこまでのデータを並べ替えるという指定は行う必要がありません。最初にクリックしたセルが含まれる表形式のデータ全体を自動で認識して並べ替えを行ってくれます。

もし表形式のデータ全体ではなく、一部のデータだけを対象に並べ替えを行いたい場合は、最初に並べ替えを行う対象のデータを選択してください。

「ホーム」タブをクリックしてください。

リボンが表示されたら「編集」グループの中の「並べ替えとフィルター」をクリックしてください。

表示されたメニューの中から「昇順」または「降順」をクリックしてください。今回は「降順」をクリックしました。

次のようなダイアログが表示されます。デフォルトで選択されている「選択範囲を拡張する」のまま「並べ替え」をクリックすると、表形式のデータ全体を対象として並べ替えを行います。今回は選択した範囲のデータだけを並べ替えしたいので「現在選択されている範囲を並べ替える」を選択したあとで「並べ替え」をクリックしてください。

選択した範囲のデータだけが降順で並べ替えられました。今回は 1 列だけのデータを選択していたので、並べ替えの基準となるのは選択した列の値です。

複数の列のデータを選択してから選択した範囲だけで並べ替えを行うこともできますが、この場合は選択した範囲の中で一番左の列の値が並べ替えの基準となります。

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Excel で表形式のデータを並べ替える方法について解説しました。