ブックとワークシートの違い

Excel ではワークシートの中のセルに値を入力します。入力した値はファイルに保存しておくことができますが、ファイルへの保存はブック単位で行います。ブックには 1 つまたは複数のワークシートを含めることができます。ここでは Excel におけるブックとワークシートの違いについて解説します。

(Last modified: )

ワークシートとは

Excelを 起動すると次のような画面が表示されます。中央に大きく表示されているのがワークシートまたはシートです。ワークシートは表形式に並んだ複数のセルから構成されています。

ワークシートとは(1)

Excel で使用するデータや数式はセルに入力していきます。

ワークシートとは(2)

ブックとは

Excel ではこのように作成したワークシートをファイルに保存する場合、ワークシート単位でなくブックという単位で保存します。ブックには 1 つまたは複数のワークシート含めることができます。

デフォルトではブックには 1 つしかワークシートが作成されていませんが、 Excel の左下にある次のアイコンをクリックすると新しいワークシートが作成されます。

ブックとは(1)

ブックとは(2)

ブックに複数のワークシートが含まれる場合、ワークシートごとに異なるデータを入力しておくことできます。例えば支店毎の売上を 1 つのワークシートにすべて入力するのではなく、支店毎に異なるワークシートに入力し、それらをまとめて 1 つのブックとしてファイルに保存しておくことができます。また 1 つのワークシートにはデータ、別のワークシートにはグラフを表示しておくといった利用もできます。

ブックとは(3)

ブックとは(4)

このように値を入力するのはワークシートに含まれるセルに対して行い、ブックは同じ目的で利用される複数のワークシートをまとめ管理や保存するのに使用します。

-- --

Excel におけるブックとワークシートの違いについて解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

Profile
profile_img

著者 / TATSUO IKURA

プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。