UNICODE関数:文字のUNICODEコードポイントを取得する

UNICODE 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した文字の UNICODE コードポイントを取得します。ここでは Excel における UNICODE 関数の使い方について解説します。

※ UNICODE コードポイントから 文字 を取得するには UNICHAR 関数を使用します。詳しくは「UNICHAR関数:UNICODEコードポイントで表される文字を取得する」を参照されてください。

※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013

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UNICODE関数の使い方

UNICODE 関数は引数に指定した文字の UNICODE コードポイントを取得します。

UNICODE(文字列)

引数に対象の文字列を指定します。文字列の先頭の UNICODE コードポイントが返されます。複数の文字が含まれる場合も先頭文字のコードだけが返される点に注意してください。

UNICODE コードポイントとは、 Unicode で登録されているすべての文字に割り当てられている番号(符号位置)です。 Unicode の文字をファイルに保存する場合などには、このコードポイントをそのまま使用するのではなく、 UTF-8UTF-16 などの符号化方式を使って文字コードに変換されたものを使用します。

例えば対象の文字列として "A" を指定した場合、結果として 65 が返されます。

=UNICODE("A")
--> 65

対象の文字列として "a" を指定した場合、結果として 97 が返されます。

=UNICODE("a")
--> 97

対象の文字列として "花" を指定した場合、結果として 33457 が返されます。

=UNICODE("花")
--> 33457

UNICODE関数のサンプル

それでは実際に UNICODE 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象となる文字列を次のように入力しました。

UNICODE関数のサンプル(1)

取得した UNICODE コードポイントを表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。 UNICODE 関数の引数には対象の文字列として B3 セルを指定しました。

=UNICODE(B3)

UNICODE関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

UNICODE関数のサンプル(3)

同じように C4 セルから C7 セルに対しても同じように UNICODE 関数を入力すると次のように表示されました。

UNICODE関数のサンプル(4)

B4 セルのように対象のセルに数値が入力されている場合は数値の文字として UNICODE コードポイントを取得します。また B7 セルには複数の文字が含まれる文字列が入力されていますが、 UNICODE 関数では先頭の文字の UNICODE コードポイントを取得するため結果として C3 セルと C7 セルは同じ結果となります。

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Excel における UNICODE 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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