MINVERSE関数:行列の逆行列を取得する

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MINVERSE 関数は Excel で用意されている関数の一つで、指定の行列に対する逆行列を取得します。逆行列とは対象の行列に対して掛け合わせると、積が単位行列となる行列のことです。ここでは Excel における MINVERSE 関数の使い方について解説します。

(2021 年 09 月 21 日公開 / 2021 年 09 月 21 日更新)

MINVERSE関数の使い方

MINVERSE 関数は行列の逆行列を取得します。

MINVERSE(配列)

引数には行列を表すセル範囲か配列定数を指定します。対象となる行列は正方行列でなければならないので、引数に指定するセル範囲や配列定数は行数と列数が一致している必要があります。

逆行列とは対象の行列に対して掛け合わせると、積が単位行列となる行列のことです。

MINVERSE関数の解説(1)

上記のような行列があった場合、逆行列は次のように定義されます。

MINVERSE関数の解説(2)

なお行列式が 0 となる行列に対しては逆行列は存在しません。そのため、 MINVERSE 関数の引数に行列式が 0 となる行列を指定するとエラーとなります。

MINVERSE 関数の戻り値には複数の値が含まれています。 Microsoft 365 の環境でこの関数を実行した場合は、結果を表示するセルが自動的に拡張されて値が入力されます。 Microsoft 365 以外の環境で実行する場合は、配列数式を使用する必要があります。あらかじめ結果を表示するセル範囲を選択した上で関数を入力したあとで Ctrl + Shift + Enter キーを押して関数を実行してください。

※ 配列数式については「配列数式の利用方法」を参照されてください。

MINVERSE関数のサンプル

それでは実際に MINVERSE 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

MINVERSE関数のサンプル(1)

結果を表示する B6 セルに次のように MINVERSE 関数を入力します。引数にセル範囲 B2:D4 を指定しました。

=MINVERSE(B2:D4)

MINVERSE関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 B6 セルには次のように表示されます。 MINVERSE 関数は複数の値を返すために、結果を表示するセルが自動的に拡張されて、各セルに値が表示されます。

MINVERSE関数のサンプル(3)

Microsoft 365 以外の環境で MINVERSE 関数を実行する場合は、まず結果を表示するのに必要なだけのセル範囲を選択します。

MINVERSE関数のサンプル(4)

数式バーに次のように MINVERSE 関数を入力します。引数にセル範囲 B2:D4 を指定しました。

=MINVERSE(B2:D4)

MINVERSE関数のサンプル(5)

Enter キーではなく、 Ctrl + Shift + Enter キーを押してください。関数の戻り値があらかじめ選択していたセル範囲に配列数式として入力されます。

MINVERSE関数のサンプル(6)

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する

MINVERSE 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する(1)

「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「MINVERSE」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する(2)

「関数の引数」ダイアログが表示されたら、引数に逆行列を取得する対象の行列を表すセル範囲を指定します。引数に入力するセル範囲を Excel 上で選択して下さい。

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する(3)

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する(4)

ダイアログの引数のところに先ほど選択したしたセル範囲が表示されます。引数の指定が終わりましたら「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する(5)

最初に選択したセルに MINVERSE 関数が入力され、セル範囲で指定した行列から逆行列を取得し結果がセルに表示されます。

関数の挿入を使ってMINVERSE関数を入力する(6)

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Excel における MINVERSE 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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