SIGN関数:対象の数値の正負を取得する
SIGN 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した数値が正の数値か負の数値かを取得します。ここでは Excel における SIGN 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
※ 公式サイトでの解説 : SIGN 関数
(2021 年 09 月 14 日公開 / 2022 年 03 月 08 日更新)
SIGN関数の定義
SIGN 関数は引数に指定した数値が正の数値か負の数値かを取得します。
引数には正負を調べる数値または数値が含まれるセルを指定します。正の数だった場合は 1 、負の数だった場合は -1 、 0 だった場合は 0 が返されます。
例えば引数が 8 だった場合は戻り値が 1 、引数が -4.2 だった場合は -1 が返されます。
=SIGN(8) --> 1 =SIGN(-4.2) --> -1 =SIGN(0) --> 0
SIGN関数の使い方
それでは実際に SIGN 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
結果を表示する C3 セルに次のように SIGN 関数を入力します。 1 番目の引数に正負を調べる数値が入力されたセルを指定します。
=SIGN(B3)
Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
C4 セルから C7 セルについても同じように SIGN 関数を入力しました。
数値が正の値なら 1 、負の値なら -1 、ゼロなら 0 を取得しました。
関数の挿入を使ってSIGN関数を入力する
SIGN 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「SIGN」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、引数に正負を取得する対象の数値を指定します。引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。
ダイアログの引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。
引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。
最初に選択したセルに SIGN 関数が入力され、引数に指定した数値の正負を取得した結果がセルに表示されます。
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Excel における SIGN 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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