NA関数:#N/Aエラー値を返す
NA 関数は Excel で用意されている関数の一つで、関数を実行すると #N/A エラー値を返します。ここでは Excel における NA 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
※ 公式サイトでの解説 : NA 関数
(2021 年 10 月 27 日公開 / 2021 年 10 月 27 日更新)
NA関数の使い方
NA 関数は実行すると #N/A エラー値をセルに返します。
NA()
引数はありません。 #N/A エラーは主に VLOOKUP 関数や MATCH 関数などを実行したときに、検索した値が見つからなかった場合に表示されるエラー値です。
NA 関数を実行すると、実行したセルに #N/A エラーが表示されます。これはセルに直接 #N/A と入力した場合と同じです。
NA関数のサンプル
それでは実際に NA 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
#N/A エラーを表示する D4 セルを選択し、次のように入力しました。
=NA()
Enter キーを押すと、 D4 セルには次のように表示されます。
NA 関数を実行したセルに #N/A エラーが表示されました。
NA 関数を実行する代わりに #N/A と直接セルに入力しても同じ結果となります。
関数の挿入を使ってNA関数を入力する
NA 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「NA」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 NA 関数は引数を取りませんので「OK」ををクリックしてください。
最初に選択したセルに NA 関数が入力され、 #N/A エラーがセルに表示されます。
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Excel における NA 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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