CUMIPMT関数:指定した期間に支払う金利の累計を算出する

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CUMIPMT 関数は Excel で用意されている関数の一つで、元利均等払いでのローンの返済を行う場合に、指定した期間に支払う金利の累計を算出する場合に使用します。ここでは Excel における CUMIPMT 関数の使い方について解説します。

(2021 年 11 月 12 日公開 / 2021 年 11 月 12 日更新)

CUMIPMT関数の使い方

CUMIPMT 関数は元利均等払いでのローンの返済を行う場合に、指定した期間に支払う金利の累計を算出する場合に使用します。(元利均等払いとは毎期の返済額が一定になる返済方法です)。

CUMIPMT(利率,期間,現在価値,開始期,終了期,支払期日)

1 番目の引数には利率を指定します。月払いの場合は月利、年払いの場合は年利を指定してください。 2 番目の引数には期間を指定します。月払いの場合は月数、年払いの場合は年数を指定してください。

3 番目の引数にはローンの現在価値を指定します。これはローンの元金に相当します。借入金額が 100 万円の場合は 100 万円を指定します。

4 番目の引数に累計を開始する期、 5 番目の引数に累計を終了する期を指定します。

6 番目の引数には支払いが行われるタイミングを 0 または 1 で指定します。各期の期末で支払いを行う場合は 0 、各期の期首で支払いを行う場合は 1 を指定します。

先に CUMIPMT 関数を使用せずに金利の累計をローン返済のシミュレーションから算出してみます。例えば借り入れ金額が 50 万円、月利が 5% 、返済期間が 12 ヵ月、完済を行い支払いは月末の場合、開始期と終了期以外の引数に次のように指定します。

引数
利率0.005
期間12
現在価値500000
支払期日0

この場合、毎月の返済額は PMT 関数を使って算出することができ、実際の返済シミュレーションは次のようになります。

CUMIPMT関数のサンプル(1)

※元利均等払いにおける毎月の支払額を算出するには PMT 関数を使用します。詳しくは「PMT関数:元利均等払いでのローンの返済額を算出する」を参照されてください。

毎月の返済額の中の金利は、次の部分です。(支払い期日が月末払いの場合、金利は前期の残高に利率を乗算したものです)。

CUMIPMT関数のサンプル(2)

例えば 1 期から 3 期までの金利の累計はそれぞれの期の金利の累計のため 6,891 となります。

CUMIPMT関数のサンプル(3)

CUMIPMT 関数を使用すると、このようなシミュレーションを作成することなく、開始期から終了期までの金利の累計を算出することができます。

CUMIPMT関数のサンプル

それでは実際に CUMIPMT 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

CUMIPMT関数のサンプル(1)

金利の累計を表示する E6 セルを選択し、次のように入力しました。 CUMIPMT 関数の 1 番目の引数に利率が入力されたセルとして B3 を指定します。 2 番目の引数に期間が入力されたセルとして C3 を指定します。 3 番目の引数に現在価値が入力されたセルとして D3 セルをに指定します。 4 番目の引数に開始期付きが入力されたセルとして C6 を指定します。 5 番目の引数に終了期が入力されたセルとして D6 を指定します。 6 番目の引数に支払期日が入力されたセルとして F3 を指定します。

=CUMIPMT(B3,C3,D3,C6,D6,F3)

CUMIPMT関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 E6 セルには次のように表示されます。

CUMIPMT関数のサンプル(3)

CUMIPMT 関数の結果とシミュレーションで計算した結果は一致しました。

CUMIPMT関数のサンプル(4)

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する

CUMIPMT 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(1)

「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「CUMIPMT」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(2)

「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数に利率が入力されたセルを引数に指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(3)

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(4)

ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(5)

同じように 2 番目の引数には C6 セル、 3 番目の引数には C7 セル、 4 番目の引数には D3 セル、 5 番目の引数には C6 セル、 6 番目のセルには C7 セル、 7 番目のセルに F3 セルを順番に指定してください。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(6)

引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(7)

最初に選択したセルに CUMIPMT 関数が入力され、指定した期間における金利の累計額がセルに表示されます。

関数の挿入を使ってCUMIPMT関数を入力する(8)

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Excel における CUMIPMT 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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