IRR関数:キャッシュフローから内部収益率を算出する

広告

IRR 関数は Excel で用意されている関数の一つで、キャッシュフローから内部収益率(内部利益率)を算出する場合に使用します。ここでは Excel における IRR 関数の使い方について解説します。

(2021 年 11 月 15 日公開 / 2021 年 11 月 15 日更新)

IRR関数の使い方

IRR 関数はキャッシュフローから内部収益率を算出する場合に使用します。

IRR(範囲,推定値)

1 番目の引数にはキャッシュフローの値が入力されている配列やセル範囲を指定します。記載された順番にキャッシュフローが毎期発生するものとして扱われ、先頭には投資した金額を負の値で指定してください。

2 番目の引数には内部収益率の推定値を指定します。省略した場合は 10% が指定されたものとして扱われます。

内部収益率とは正味現在価値がちょうど 0 になるような割引率のことです。正味現在価値については「NPV関数:キャッシュフローと割引率から投資の正味現在価値を算出する」を参照されてください。

実際の利用方法はこのあとのサンプルで解説します。

IRR関数のサンプル

それでは実際に IRR 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

IRR関数のサンプル(1)

内部収益率を表示する B3 セルを選択し、次のように入力しました。 IRR 関数の 1 番目の引数に各期で発生するキャッシュフローが入力されたセル範囲 C6:C10 を入力します。

=IRR(C6:C10)

IRR関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 B3 セルには次のように表示されます。

IRR関数のサンプル(3)

内部収益率が 3.466% であることが分かりました。

確認のため、先ほど算出した 3.466% を割引率とした場合に、正味現在価値が 0 となるのか確認してみます。正味現在価値を表示する C3 セルを選択し次のように入力しました。

=NPV(B3,C6:C10)

IRR関数のサンプル(4)

Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

IRR関数のサンプル(5)

内部収益率として取得した値を割引率とすることで、正味現在価値が 0 となることが確認できました。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する

IRR 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(1)

「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「IRR」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(2)

「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数にキャッシュフローが入力されたセル範囲を引数に指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセル範囲を Excel 上で選択して下さい。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(3)

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(4)

ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセル範囲が表示されます。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(5)

今回は 2 番目の引数を省略します。

引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(6)

最初に選択したセルに IRR 関数が入力され、算出した名目年利率がセルに表示されます。

関数の挿入を使ってIRR関数を入力する(7)

-- --

Excel における IRR 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

関連記事 (一部広告含む)
Profile
profile_img

著者 / TATSUO IKURA

初心者~中級者の方を対象としたプログラミング方法や開発環境の構築の解説を行うサイトの運営を行っています。