IMSIN関数：複素数のサイン(正弦)を取得する

IMSIN 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した複素数のサイン(正弦)を取得します。ここでは Excel における IMSIN 関数の使い方について解説します。

※ Excel の対応バージョン ： 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007

※ 公式サイトでの解説 ： IMSIN 関数

(Last modified: 2023年07月10日)

IMSIN関数の使い方

IMSIN 関数は引数で指定した複素数のサイン(正弦)を取得します。

引数に対象となる複素数を a + bi または a + bj の形式で指定します。戻り値として引数で指定した複素数のサイン(正弦)を文字列として取得します。

複素数 a + bi のサインは次のように計算されます。

例えば引数に "4+2i" を指定すると、戻り値は "-2.84723908684883-2.370674169352i" になります。

=IMSIN("4+2i")
--> -2.84723908684883-2.370674169352i

引数に "8+3i" を指定すると、戻り値は "9.96052441973955-1.4576011406286i" になります。

=IMSIN("8+3i")
--> 9.96052441973955-1.4576011406286i

IMSIN関数のサンプル

それでは実際に IMSIN 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

取得したサインを表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。引数に対象の複素数が入力されている B3 セルを指定しています。

Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

C4 セルから C6 セルに対しても同じように IMSIN 関数を入力すると、次のように表示されました。

関数の挿入を使ってIMSIN関数を入力する

IMSIN 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。

「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「IMSIN」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

「関数の引数」ダイアログが表示されたら、引数にサインを取得する対象の複素数が入力されたセルを指定します。引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。

ダイアログの引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。

引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。

最初に選択したセルに IMSIN 関数が入力され、引数に指定した複素数のサインを取得した結果がセルに表示されます。

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Excel における IMSIN 関数の使い方について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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