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BITXOR関数:2つの数値のビット単位のXOR(排他的論理和)を取得する
BITXOR 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した 2 つの数値のビット単位の XOR (排他的論理和) を取得します。ここでは Excel における BITXOR 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013
※ 公式サイトでの解説 : BITXOR 関数
(2021 年 10 月 19 日公開 / 2021 年 10 月 19 日更新)
BITXOR関数の使い方
BITXOR 関数は引数に指定した 2 つの数値のビット単位の XOR (排他的論理和) を取得します。
BITXOR(数値1,数値2)
1 番目の引数と 2 番目の引数に XOR を取得する 2 つの数値を指定します。取得した XOR の結果を数値として取得します。
XOR (排他的論理和) は 2 つの数値をビット単位で比較し、どちらか一つが 1 でもう片方が 0 の場合は 1 となります。どちらも 0 または どちらも 1 の場合は 0 となります。
例えば 1 番目の引数が 9 (二進数で 1001 ) で 2 番目の引数が 5 (二進数で 101 ) だった場合、 XOR を取得すると 12 (1100) となります。
=BITXOR(9,5) --> 12
1 番目の引数が 185 (二進数で 10111001 ) で 2 番目の引数が 78 (二進数で 1001110 ) だった場合、 XOR を取得すると 247 (二進数で 11110111 ) となります。
=BITXOR(185,78) --> 247
BITXOR関数のサンプル
それでは実際に BITXOR 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
取得した XOR の結果を表示する D3 セルを選択し、次のように入力しました。 XOR の対象として B3 セルと C3 セルを指定しています。
=BITXOR(B3,C3)
Enter キーを押すと、 D3 セルには次のように表示されます。
D4 セルから D5 セルに対しても同じように BITXOR 関数を入力すると、次のように表示されました。
関数の挿入を使ってBITXOR関数を入力する
BITXOR 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「BITXOR」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数に XOR の対象となる 1 番目の数値が入力されたセルを指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。
ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。
次に 2 番目の引数に XOR の対象となる 2 番目の数値が入力されたセルを指定します。 2 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。
ダイアログの 2 番目の引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。
引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。
最初に選択したセルに BITXOR 関数が入力され、引数に指定した 2 つの数値の XOR を取得した結果がセルに表示されます。
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Excel における BITXOR 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
初心者~中級者の方を対象としたプログラミング方法や開発環境の構築の解説を行うサイトの運営を行っています。