HOUR関数:時刻の値から時の情報を取得する
HOUR 関数は Excel で用意されている関数の一つで、時刻の値から時の情報をそれぞれ取得します。ここでは Excel における HOUR 関数の使い方について解説します。
※ 分の情報を取得するには「MINUTE関数:時刻の値から分の情報を取得する」、秒の情報を取得するには「SECOND関数:時刻の値から秒の情報を取得する」を使用します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
※ 公式サイトでの解説 : HOUR 関数
(2021 年 08 月 31 日公開 / 2022 年 03 月 02 日更新)
HOUR関数の定義
HOUR 関数は時刻を表すシリアル値から時の情報を取得します。
関数の引数には時刻を表すシリアル値またはシリアル値が含まれるセルを指定します。 HOUR 関数は時の値として 0 (午前 0 時) から 23 (午後 23 時) の間の整数を返します。
例えば対象のシリアル値が 15:03:48 を表すシリアル値 0.627638888888889 だった場合、 HOUR 関数は 15 を返します。
=HOUR(0.627638888888889) --> 15
※ 日付や時刻に関するシリアル値については「Excelにおける日付と時刻のシリアル値とは」を参照されてください。
HOUR関数の定義
それでは実際に HOUR 関数を使ってみます。 Excel のシートに次のように時刻の値を入力しました。
時の値を調べて表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。 HOUR 関数の引数に、時を取得するシリアル値が含まれる B3 セルを指定します。
=HOUR(B3)
Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
B3 セルに入力されているシリアル値から時の値を取得し C3 セルに表示しました。
同じように C4 セルから C7 セルに対して HOUR 関数を入力すると次のように表示されました。
このように HOUR 関数を使用することで、対象のシリアル値から時の情報を取得することができます。
関数の挿入を使ってHOUR関数を入力する
HOUR 関数などを入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「HOUR」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、引数に時の値を取得する時刻の値が入力されているセルを指定します。引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。
「関数の引数」ダイアログで引数のところに先ほどクリックしたセルが表示されます。
引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。
最初に選択したセルに HOUR 関数が入力され、日付の情報から時の値を取得した結果がセルに表示されます。
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Excel における HOUR 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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