EDATE関数:開始日から指定した月数経過した日付のシリアル値を取得する

EDATE 関数は Excel で用意されている関数の一つで、開始日から指定した月数だけ前または後に経過した日付のシリアル値を取得します。ここでは Excel における EDATE 関数の使い方について解説します。

※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007

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EDATE関数の使い方

EDATE 関数は開始日から指定した月数だけ前または後に経過した日付の情報を取得します。

EDATE(開始日,月)

1 番目の引数には起点となる開始日を表すシリアル値またはシリアル値が含まれるセルを指定します。 2 番目の引数には経過する月数を表す数値または数値が含まれるセルを指定します。月の値として正の数値を指定した場合は開始日よりもあとの日付、負の数値を指定した場合は開始日よりも前の日付を表すシリアル値を取得します。

例えば 1 番目の引数に 2021/07/14 を表すシリアル値 44391 を指定し、 2 番目の引数に 3 を指定すると、 EDATE 関数は 2021/10/14 を表す 44483 を返します。

=EDATE(44391,3)
--> 44483

また 1 番目の引数に 2021/07/14 を表すシリアル値 44391 を指定し、 2 番目の引数に -3 を指定すると、 EDATE 関数は 2021/04/14 を表す 44300 を返します。

=EDATE(44391,-3)
--> 44300

戻り値をセルに表示した場合、シリアル値のまま表示されます。日付の形式で表示するには書式を設定する必要があります。

※ 日付や時刻に関するシリアル値については「Excelにおける日付と時刻のシリアル値とは」を参照されてください。

EDATE関数のサンプル

それでは実際に EDATE 関数を使ってみます。 Excel のシートに次のようにデータを入力しました。

EDATE関数のサンプル(1)

経過後の日付の値を表示する D3 セルを選択し、次のように入力しました。 EDATE 関数の 1 番目の引数に基準日となる開始日のシリアル値が含まれる B3 セル、 2 番目の引数に経過する月の数値が含まれる C3 セルを指定します。

=EDATE(B3,C3)

EDATE関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 D3 セルには次のように表示されます。

EDATE関数のサンプル(3)

開始日から指定した期間が経過した日付の情報を取得し D3 セルに表示しました。

同じように D4 セルから D8 セルに対して EDATE 関数を入力すると次のように表示されました。

EDATE関数のサンプル(4)

なおシリアル値で表示されている値を日付の形式で表示するには、表示形式を日付に変更してください。

EDATE関数のサンプル(5)

EDATE関数のサンプル(6)

シリアル値が日付の形式で表示されました。

EDATE関数のサンプル(7)

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Excel における EDATE 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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