AVERAGE関数:数値の平均値を取得する
AVERAGE 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した数値の平均値を取得します。ここでは Excel における AVERAGE 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
※ 公式サイトでの解説 : AVERAGE 関数
(2021 年 09 月 08 日公開 / 2022 年 03 月 07 日更新)
AVERAGE関数の定義
AVERAGE 関数は引数に指定したセルに入力された数値の平均を取得します。
引数に数値または数値が入力されているセルを指定します。セル範囲を指定することもできます。引数として指定したセル範囲またはセルに文字列や論理値、または空白セルが含まれている場合は無視されます。
例えば引数として 12, 15, 21 を指定した場合、結果として (12 + 15 + 21) ÷ 3 = 16 を返します。
=AVERAGE(12,15,21) --> 16
引数に直接数値を表す文字列を指定した場合は平均の対象として計算されます。例えば引数として 12, 15, "21" を指定した場合、結果として (12 + 15 + 21) ÷ 3 = 16 を返します。
=AVERAGE(12,15,"21") --> 16
セルに文字列が入力されている場合は、例えば数値を表す文字列であっても単に無視されます。
AVERAGE関数の使い方
それでは実際に AVERAGE 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
平均値を表示する C9 セルを選択し、次のように入力しました。 AVERAGE 関数の 1 番目の引数に平均値を調べる範囲として C3:C7 を指定します。
=AVERAGE(C3:C7)
Enter キーを押すと、 C9 セルには次のように表示されます。
C3 から C7 までの範囲にセルは 5 つありますが、数値が入力されているセルは 4 つのため、この 4 つのセルに入力されている数値を合計し、合計を 4 で割ることで平均値を計算します。
関数の挿入を使ってAVERAGE関数を入力する
AVERAGE 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「AVERAGE」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数に平均を取得するセル範囲を引数に指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセル範囲を Excel 上で選択して下さい。
ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセル範囲が表示されます。
引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。
最初に選択したセルに AVERAGE 関数が入力され、引数に指定したセル範囲の各セルに入力されていた数値の平均を取得した結果がセルに表示されます。
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Excel における AVERAGE 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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