VAR.P関数:引数の数値を母集団全体と見なし分散(標本分散)を取得する

VAR.P 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数の数値を母集団全体と見なし、母集団の分散(標本分散)を取得します。ここでは Excel における VAR.P 関数の使い方について解説します。

※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010

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VAR.P関数の使い方

VAR.P 関数は引数の数値を正規母集団の標本と見なし、母集団の分散(標本分散)を取得します。

VAR.P(数値1,数値2,...)

引数に数値または数値が入力されているセルを指定します。セル範囲を指定することもできます。

例えば引数として 78, 64, 68, 92, 84 を指定した場合、標本分散の戻り値として 104.96 を返します。

=VAR.P(78,64,68,92,84)
--> 104.96

なお数値以外の文字列や論理値などが入力されたセルや、空のセルは無視されます。

VAR.P関数のサンプル

それでは実際に VAR.P 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

VAR.P関数のサンプル(1)

標本分散を表示する E3 セルを選択し、次のように入力しました。 VAR.P 関数の 1 番目の引数に対象のデータが入力されているセル範囲として C3:C11 を指定します。

=VAR.P(C3:C11)

VAR.P関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 E3 セルには次のように表示されます。

VAR.P関数のサンプル(3)

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Excel における VAR.P 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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