HARMEAN関数:調和平均を取得する
HARMEAN 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した複数の数値の調和平均を取得します。ここでは Excel における HARMEAN 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
※ 公式サイトでの解説 : HARMEAN 関数
(2021 年 11 月 01 日公開 / 2021 年 11 月 01 日更新)
HARMEAN関数の使い方
HARMEAN 関数は引数に指定した複数の数値の調和平均を取得します。
HARMEAN(数値1,数値2,...)
引数に対象となる数値を指定してください。最大で 255 個の引数を指定できます。セル範囲を指定した場合は、セル範囲に含まれるセルに入力された数値が対象となります。
調和平均は次のような式で取得することができます。
例えば引数として 40, 52, 68 を指定した場合、 調和平均は 50.90211132 を返します。
=HARMEAN(40,52,68) --> 50.90211132
HARMEAN関数のサンプル
それでは実際に HARMEAN 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
調和平均を表示する C8 セルを選択し、次のように入力しました。 HARMEAN 関数の引数に調和平均を取得する対象のセル範囲として C3:C6 を指定します。
=HARMEAN(C3:C6)
Enter キーを押すと、 C8 セルには次のように表示されます。
引数に指定したセル範囲に含まれる 4 つの数値の調和平均を取得し C8 セルに表示しました。
関数の挿入を使ってHARMEAN関数を入力する
HARMEAN 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「HARMEAN」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数に調和平均を取得する対象のセル範囲を引数に指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセル範囲を Excel 上で選択して下さい。
ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセル範囲が表示されます。
引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。
最初に選択したセルに HARMEAN 関数が入力され、引数に指定した複数の数値の調和平均を取得した結果がセルに表示されます。
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Excel における HARMEAN 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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