ウィンドウの複製

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ウィンドウの複製

Excel VBA を使って指定したウィンドウを複製する方法を解説します。複製されたウィンドウは同期しているため並べて表示し片方を見ながら片方で作業するといったことが可能になります。

ウィンドウを複製するにはWindowオブジェクトに対して「NewWindow」メソッドを使います。

Dim window1 As Window

Set window1 = Application.ActiveWindow
window1.NewWindow

複製されたウィンドウは自動的に開きます。

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

Sub テスト()
    
    Dim window1 As Window
    
    Set window1 = ActiveWindow
    window1.NewWindow
    
    Windows.Arrange _
        ArrangeStyle:=xlArrangeStyleVertical, _
        ActiveWorkbook:=True

End Sub

上記マクロを実行すると次のようになります。

ウィンドウの複製

※上記のサンプルではWindowsコレクションの「Arrange」メソッドを使ってウィンドウを整列させています。「Arrange」メソッドの詳細は「ウィンドウの整列」を参照して下さい。

開いている2つのウィンドウは同じブックを参照していますので、どちらかのブックに値を入力するともう一方のブックにも同じように値が反映されます。

ウィンドウの複製

複製されたウィンドウのタイトルは同じタイトルですが、タイトルの後ろに「:番号」が付与されて表示されます。番号は1から順に付けられます。

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Excel VBA を使って指定したウィンドウを複製する方法を解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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