ODD関数：奇数になるように切り上げる

ODD 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した数値を奇数になるように切り上げた数値を取得します。ここでは Excel における ODD 関数の使い方について解説します。

※ Excel の対応バージョン ： 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007

(Last modified: 2023年07月10日)

ODD関数の使い方

ODD 関数は奇数になるように切り上げを行った数値を取得します。切り上げられた数値は整数となります。

引数には数値または数値が含まれるセルを指定します。

例えば対象の数値が 30 だった場合は奇数になるように切り上げられて 31 を返します。対象の数値が 13.5 のように実数だった場合、偶数になるように整数に切り上げられて 15 を返します。

=ODD(30)
--> 31

=ODD(13.5)
--> 15

対象の数値が負の値だった場合、 0 から遠い奇数になるように切り上げられます。例えば対象の数値が -10 だった場合 -11 を返します。

=ODD(-10)
--> -11

=ODD(-6.2)
--> -7

対象の数値が奇数だった場合、そのまま数値を返します。

=ODD(9)
--> 9

=ODD(-3)
--> -3

ODD関数のサンプル

それでは実際に ODD 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

奇数に切り上げた結果を表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。 ODD 関数の引数に、対象の数値が含まれる B3 セルを指定します。

Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

B3 セルに入力されている数値を奇数になるように切り上げた数値を取得し C3 セルに表示しました。今回は対象の数値が 8 でしたので 8 よりも大きく最小の奇数である 9 が返されました。

同じように C4 セルから C7 セルには ODD 関数を入力すると次のように表示されました。

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Excel における ODD 関数の使い方について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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